- 売れる作家(小説家)になりたい!
- 作家になるには新人賞に応募するのが定番だけれど、ほかにも小説家になる手段ってないの?
- 面白い作品さえ書ければ小説家になれるって本当?
こういった悩み・疑問に答える記事を書いてみました。
「小説家になるために何をするべきか?」と問われると、
・新人賞(小説賞)に応募する ・小説投稿サイトで人気を集めて、出版社の人から声をかけてもらうのを待つ 多くの人はこの2つが思いつくかと思います。
これらの手段は間違ってはいませんが、小説家としてデビューした後も継続してプロとしてやっていきたいのならば、他にもやらなければならない行動というのが存在します。
実際に僕も、小説家になる前は「面白い作品さえ書ければなんとかなるだろう」と考えていたフシがあったのですが、その甘い考えは早々に打ち砕かれてしまいました。
そこで今回は、そんな僕の実体験を踏まえて、プロの小説家になるためにいますぐ始めるべき5つの行動について紹介します。
この記事を読めば、これまで夢物語のようだった「小説家になる」という目標が、目的の一つとして明確な形を持って見えてくるはず。ぜひご一読あれ。
【結論】小説家(作家)は「マーケティング」を学べ。
小説家になりたい人が、必ず学ぶべきこと。それは「マーケティング」です。
創作(クリエイティブ)というイメージから、どうしても芸術家のような感覚でいる人も多い小説家という仕事ですが、お金を払って作品を買ってもらう以上、その作品は立派な「商品」であり、購入者はれっきとした「顧客」であるという意識を忘れてはいけません。 単なる自分よがり(自己満足)の作品ではなく一つの「商品」として、読者=顧客の何かを満たし、欲望を昇華させるためにどんな物語にすべきか。 こういった顧客目線(読者目線)の意識をしっかりと身につけるためにも、小説家はマーケティングを学ぶべきだと僕は思います。 「作品が面白ければなんとかなる」という考え方は、「良い商品さえ作れば売れる」と考えているメーカーと同じです。 今の時代、そういった考えでい続ける日本企業がどんな憂き目にあっているかは、火を見るよりも明らかですよね。
小説家になりたい人がするべき5つの行動
僕がおすすめする小説家になるためにすべき行動は、次の5つです。
- ストーリーテリングとライティングを学ぶ。
- 〆切を決めて作品を一つ書き上げる。
- 小説投稿サイトで作品を公開する。
- 新人賞に応募する。
- 自分で小説を売ってみる。
これらは上から順番に行うのがスムーズですが、いきなり「5」から始めても問題ありません(むしろ推奨です)。
それぞれのアクションについて、詳しく解説していきます。
ストーリーテリングと文章を学ぶ。
小説を書くには、
- ストーリーテリング(物語を作る力)
- ライティング(文章を書く力)
の大きく分けて2つのスキルが必要となります。
ストーリーテリングには定番の「型」というものがいくつか存在しますし、文章の書き方も修辞法など様々な技術があります。
「自分はもっと自由に小説が書きたいんだ!」と考えている人も多いでしょうが、基礎がしっかりと身についていなければ、まともな応用・発展などできないことは、少し考えればわかるかと思います。 ピカソが伝統的な絵画技術に精通・卓越していたのは、有名な話ですよね。 こういった学びは、プロになってからも継続して行っていくべきものですが、まずは基礎的なものを一通り網羅しておきましょう。
効率よく、短期間で基礎をマスターしたいなら、↓で紹介しているような小説講座を試してみるのもおすすめです。
〆切を決めて作品を一つ書き上げる。
「小説家になりたい」と何度も口にしているのに、まだ一作品も最後まで書き上げたものがない、という人は意外に多いようです。
プロは最後まで仕事を完遂してこそ、プロです。
自分の作品が一つもない人は、何よりもまずしっかりと原稿を仕上げる経験を覚えてください。
最近は、しっかりとしたプロットを作らず、投稿サイトで場当たり的に話を書いていく手法などもありますが、一度はしっかりと終わりまで話の構成を考えた上で作品を書き上げてみたほうがいいでしょう。
その際には、「◯◯までに書き終える」といった〆切を明確に定め、しっかりとその目標に向かって計画的に執筆に取り組むようにしましょうね。
小説投稿サイトで作品を公開する。
今の時代、やはり投稿サイトの存在は外すべきではないでしょう。
それは↑で例に挙げたように、出版社からの引き抜きを待つ、といったものでは決してありません。 一昔前ならまだしも、青田買いバブルがおさまった今は、よほどPVを集めている作品や書き手でないとそういったアプローチは来ないかと。 投稿サイトを利用する目的は、読者の反応を見ることにあります。
一つ一つの感想に一喜一憂するのもいいですが、それよりももっと広い視野でどういったテーマ・ストーリー・キャラクター・文章などが良い反応が得られるのかを分析するのです。
投稿時間や頻度、一回の投稿の文量なども適宜調整して、最適解を模索すべきでしょう。
すでに書き上げた作品があるなら、それを修正しながら投稿してもいいですし、ゼロから書き始めて分析結果をどんどん反映させていくのもいいでしょう。 いずれはYouTubeのように、サイトに貼られた広告の一部が書き手に分配されるような仕組みもできていくかもしれませんが(というか既にありますが)、とりあえず今のところはあまり期待しないほうがいいですね。
新人賞に応募する。
小説家になるために打てる方策は、すべて打っておいたほうがいいです。
新人賞への応募作を書くという作業は、具体的な〆切があるため、プロを目指す上での良い予行練習にもなります。
落選してしまった作品をあらためて投稿サイトへアップして、どこが悪かったのか反応を見るというのもおすすめです。
↓の記事でめぼしい新人賞の一覧や、応募のコツなどをまとめていますので、よろしければ合わせてどうぞ。
自分で小説を売ってみる。
これはぜひともチャレンジしてもらいたいですね。
これまで自分の作品を一般流通に乗せるためには、高いお金を払って自費出版会社などにお願いするくらいしか方法がありませんでした。
しかし最近では、KDPやnoteなど個人でも手軽に作品を販売できる手段が増えてきたので、書き上げた作品を持っている人は、ぜひ試しに値段をつけて販売してみましょう。
投稿サイトのように無料で読めるものと違い、少額でもコストを払って読んでくれたお客さんは作品に向き合う真剣さが違います。
自然と評価も厳しくなるでしょうが、それも経験です。プロになればそれすらも比較にならないほどの厳しい批判にさらされることもあります。 プロへの第一歩、というよりも実質プロみたいなもの。 作品を販売すると、いまよりもずっと小説家としての自覚が芽生え、気持ちも引き締まってくるはずですよ。
「売れる」作家になろう!
たとえ新人賞を受賞した作家といえども、その後も成功し続けることは非常に難しいのが、この業界の現状です。
受賞作があまり売れなかったりして、結局その一作品だけで小説家の夢が断たれてしまった・・・なんてケースも少なくありません。
もちろん出版社や編集者もできる限りのサポートはしてくれますが、彼らも仕事である以上、いつまでも売れない作家に時間を割くことはできません。悲しい話ですが。
これからの小説家は、創作能力を磨くことは当然のこと、自分で自分の作品を売れる力も必要となってくる(すでになっている)と、僕は確信しています。
マーケティング(Webマーケティング)の知識は、ネットを使ったあらゆる行動に活かせる非常に汎用性が高いスキルなので、勉強しておいて損はないはずですよ。




